2008年7月14日月曜日

まぼろしのとまと。


子供の頃はトマトが大好きだった。夏は毎日トマトを最低ひとつはまるかじりしてたなぁ。
高校を過ぎたあたりからなんとなくトマトをかじってる記憶がなくて、数年前に高知県に行ってフルーツトマトを食べてから無性にトマトが食べたくなった。
フルーツトマトはとっても美味しかったんだけど、でも食べたいな〜と欲するのは子供の頃食べてたあのトマト。
おいしそうなトマトを見つけては買ってみるけど美味しくな〜い、違うな〜...の繰り返し。
フランスのマルシェでも買いまくったけど、においは近いのに違うっっ。

あきらめたころに、ふと友人からいただいた無農薬野菜の中にまぎれていた小さなトマトが、懐かしいあの味だった。
ああ、これだ、この独特のツンとしたにおい。
やや堅めのしっかりした皮をかじると、口中に広がる。やっとトマトに再会できたよ、元気だった?

なんだか「おかえりなさい」と言いたい気分になった。

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