2013年4月1日月曜日

アコーディオンの取扱においての注意

アコーディオンの取扱についてのお知らせです。

アコーディオンを管理する上で皆さんどのようにしたら良いか分からない方もいらっしゃると思いますので、簡単な日々のメンテナンス方法をお伝えします。

☆絶対にやってはいけないこと

1:あらゆるオイルをふってはいけません!
クレ556、シリコンオイル、自転車及びミシン油など、絶対、絶対絶対ダメです!!!!!
CRCなどの有機溶剤成分が内部の接着剤等を溶かし木材に浸透して接着剤が効かなくなってしまいます。
また革は硬くなり交換が必要になり、
油が金属に付くことによりホコリがリードに付着し、ゴミ詰まりの原因になります。
最近のアコーディオンはグリースなどを使うことがあり、グリースも溶けて余計に具合が悪くなります。
シュッとそのひと吹きで最悪の場合は全パーツの洗浄とオーバホールで2〜30万円の修繕費用、なんてことになってしまいます、要注意!

2:夏場、暑い車内、室内へ放置する・直射日光にあてる
表面セルロイドの退色、変形、劣化が進む原因となり、内部パーツの変形、木材の変形、ワックスが溶ける、などの不具合がおきます。

3:押入れにしまっておく
カビ、サビの原因になります。湿気でスライサーなどのパーツが固まってしまったりワックスや革にカビが生え、匂いの原因にもなります。
ひどいとオーバーホールが必要になります、またサビが進行して手遅れのパターンも多々あります。

☆日頃のメンテナンス:
毎日、時間がなくても音だけは出してあげること。
それが無理ならせめて毎日蛇腹を押し引きして中の空気を入れかえてあげてください。

サビが心配な方はピアノ用の防錆剤をケースに入れてください。

☆冬場によくあるトラブル:
気温が低くなるとリードとリードプレートの収縮率が違うため隙間が無くなり音が出なくなったりノイズがでます。その場合は暖かい室内に持っていき、30分ほど空気の入れかえをすれば金属の収縮が戻り不具合は無くなります。

以上、簡単な内容になりますが、大事な楽器を長く使うために気をつけてください。

0 件のコメント: